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現代画報 2000.1.に菅院長と吉村明宏氏との対談が掲載されました。

吉村明宏のコメントはこちらへ



平成十年に開業した松戸・栄町整骨院は地域密着型の姿勢を重視した診療を進めている。幹部の矯正や治療を行うと同時に患者の生活習慣などを聞き出し、必要があれば故障の再発を予防するための改善方法なども指導しているという。同院をタレントの吉村明宏さんが訪れ、菅院長にお話を伺った。


吉村 院長は何故、整骨師になろうと思われたのですか。

  小学四年生の頃から柔道を習っていた私は、練習や試合などの際に体をよく傷めてしまうことがあって、普通の学生よりも整骨院に親しんでいました。そして、いつもお世話になっていた先生から、整骨師になってみないかとのお話をいただき、この仕事を選んだのです。

吉村 若い頃、柔道をやっていた方が整骨師になるケースは多いようですね。実は私も学生時代に柔道を少々嗜んでいたものですから、整骨院には並々ならぬご恩があります。私の場合は違う道を歩んでしまいましたが、今でも親身に治療に当たってくださった先生のことは、よく覚えていますよ。ところで最近は、若い女性の間で流行している、底の厚い靴が原因で捻挫される患者さんが増えたとのお話を耳にしますが。

 靴が原因の捻挫で治療を受けに来られる若い女性は少なくありません。以前はハイヒールを履いている時に足を捻る方が多かったのですが、最近は吉村さんのおっしゃるように厚底の靴を履いている若い女性の患者さんが増えましたね。また子供さんの場合は、食生活などの生活習慣が原因と見られる症状も、よく見かけます。

吉村 と、言いますと・・・・・・。

 
 転んだり、ちょっとぶつけたといった些細な原因で骨折する子供が増えているのです。そういった子供の多くが骨密度も低く、骨が脆くなっています。最近では働く母親が増えていますし、便利で美味しいインスタント食品やレトルト食品が増えているため、カルシウムが不足しがちになり、その結果、骨折しやすくなるのでしょう。

吉村 最近の子供たちは塾などの習い事に追われていますし、テレビゲームに夢中になって、お日様の下で遊ぶことが少なくなっているのも、原因の一つかもしれませんね。

 そう思います。太陽を浴びる事によって、骨の成長が促されますからね。ですから、運動不足になりがちなお年寄りの方にも散歩などをお勧めしています。年齢が高くなると腰や膝の痛みに悩まれる方が増えていますが、整骨院に通うだけでは一時的な病状の改善はできても、問題の根本的な解決にならない場合が少なくありません。治療と同時に生活習慣の改善を行うのも大切ですから、私共では患者さんから様々なお話をうかがい、正しい姿勢や食事、適度な運動などの指導も行っています。ほんの少し気をつけるだけで随分違いますから、患者さんの負担にならない程度に、色々な提案をさせていただいているのです。

吉村 そう言えば知人の一人が長く偏頭痛と肩こりに悩んでいて、通院していた整骨院で一日一度、ラジオ体操をするように勧められたらしいのです。晴れた日には太陽の下で、そうでない時には部屋の中で体操をしていたそうですが、1ヶ月過ぎる頃には、すっかり頭痛も肩こりも治ったそうで、本人は不思議そうにしていました。しかし周囲の者は、「ああ、運動不足だったのかと」と、妙に納得したりして・・・・・・(笑)

 日常的に自動車で移動する方や、デスクワークを主体とした職業に就かれている方は、どうしても運動不足になりがちですから、そういったことがあっても不思議ではありませんよ(笑)。その他に、私が配慮するのは幼い子どもが脱臼したばあいです。幼児期の脱臼は、最初の治療が非常に大切なのですよ。骨格は小学生を卒業するまでは完全ではないため、わずかな力で関節は外れやすくなっています。ですから、初めての脱臼の際にはきちんとした治療を施しておかないと、後々脱臼が癖になってしまうのです。もちろん骨格が出来上がるに従って、関節は簡単には外れなくなりますが、幼い子どもが痛みをがまんする様子は忍びないもので、脱臼が頻繁に起こることのないよう最善の処理を行っているのです。どのような症状も患者さんの言葉に十分に耳を傾け、できる限りのことをする。それが私のモットーです。



「確かな治療技術を持たなくてはならないのはもちろんですが、私は技術よりも患者さんに親しみを持ってもらえるような整骨院を目指したいと考えています」と、松戸・栄町整骨院の菅院長は語る。

整骨院を訪れる患者は皆、身体のどこかに我慢できない痛みや不快感を持っている。それらを取り除くための確かな技術は欠かせないが、それ以上に精神面でのフォローも重要になってくるという。移動や姿勢を変える際に自然と手を差し伸べるなど、親身に接することによって患者側を医師に心を開いてくれる。そうすれば、痛みの原因となっている生活習慣の改善の提案も、素直に受け入れられるはず。そういった心の通う治療が、菅院長の目指す医療なのだ。